なぜお正月におせち?
本来の意味は大晦日の夜に「歳徳神(としとくじん)その年の福徳を司る神」を迎え入れて料理を神前にお供えし、その料理を一緒に
食べる事で無病息災を願うことであったとされ、元はお正月ではなくて大晦日に食べる料理だったそうです。
神様と共に食べて新年を迎えていたのですが多くの地方で年越しそばがこれに代わったと伝えられています。
おせちの時のお箸
お正月のおせちを食べるとき紅白の箸袋にはいっているお箸は両方の端が細く真ん中が太くなっているお箸を使いますよね。
あれは「両口箸」と言って一方を自分が使いもう一方を神様用の為だそうです。
おせちが保存食はなぜ?
お正月の間に出る火は歳徳神の神聖なものとされ、その間は火を使うことを慎むことから保存できる料理を詰めたそうです。
昔は今と違って近くのスーパーがお正月休みに入って3日ぐらいまで開いてないお店が多かったです。
なので子供のときはお正月の食料を買いに行くときは楽しかったです。普段はあまり買ってもらえないお菓子も店開いてないから
買っていいよと親も大盤振る舞いでした。
おせちも大晦日から作ってお重に詰めて玄関の寒い所に置いてお正月になったらお雑煮と一緒に食べました。
でも朝、昼、晩繰り返しです。最後はかまぼこや煮物が残り・・・
今はスーパーも元旦から開いてるので食料には困らないから買いだめはしなくなりましたね。
懐かしい思い出です。
おせちの中身の種類と意味
黒豆
黒豆は「一年中元気で働けるように」という願いが込められたいます。
「まめ」は元気や健康、丈夫という意味があります。
数の子
かずのこは「子孫繁栄」の祈りが込められています。
ニシンの腹子の数の子は卵の多さから子孫繁栄の象徴とされています。
田作り
カタクチイワシの小魚を干して飴炊きにしたのが田作りです。
昔このカタクチイワシを肥料に田畑にまいたら豊作になったことからこの名前がつきました。それで五穀豊穣の象徴になっています。
たたきごぼう
ごぼうは「深く根を張り繁栄」することから縁起のよい食材とされています。
たたきごぼうはごぼうを柔らかく煮て叩き身を開くことで開運の縁起を担いでいると言われています。
紅白かまぼこ
かまぼこの半円形は元旦の日の出の象徴とみなされています。
伊達巻き
伊達巻きは長崎から江戸に渡った「カステラかまぼこ」が伊達者たちの着物に似ていたことから名づけられました。
豪華に見せるという役割と伊達巻きの形が巻物のようで知識が増えるようにと願いが込められています。
栗きんとん
栗金団は黄金色に輝く財宝のようで豊かさの象徴とされています。
鰤の焼き物
鰤は出世魚で立身出世を願う人は一年の初めい食べておくと縁起が良いとされています。
紅白なます
紅白なますは色合いもよくめでたくのし袋やのし紙に使われている水引に通じるとして使われています。
こんぶ巻き
昆布が縁起物として用いられていますがニシンを入れる昆布巻きは両親の健康を願う気持ちと子孫繫栄の願いが込められています。
海老
海老は蒸したら背中が丸くなるので背中が丸くなるまで長生きできるようにと入れます。
まとめ
おせちの種類と意味を書いていきましたがいかがでしたか?
代表的なものを取り上げましたが今は種類も多くて好きなものを入れたらいいと思います。
ちなみに私の好きなものは真ん中の日の出の形になったかまぼこです。
日の出の部分がチーズになっていて子供のころからこれだけは買ってもらっていました。
もうすぐお正月ですね。楽しく過ごしてくださいね。
守護ナンバーアドバイザー ゆき
コメント